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地獄週間

今週とってもお仕事が忙しくて作業する気力が沸きませんでした。すまぬ、すまぬ……。
ストレス解消に描きたいものを描きまくったのでそいつを置いておきますね。



ああ、やはりエロ水着は良い……心が洗われるようだ。
以下、駄文。

■ ■ ■

隣の大陸で、追いかけてきたサックスを仲間に加えたファゴット一行。
旅を続けるうち、とある海岸に人気のない綺麗な砂浜を見つけた。

「海水浴、したいなぁ……」

クラリネッタのつぶやきに皆が賛同したが、今日はもう日が暮れる時間。
今日のところは近くの町に泊まり、次の日に海水浴をすることになった。
水着など持ち歩いてはいないので、その日の買い物当番のサックスとファゴットが
4人分の水着も適当に見繕って購入してくる運びとなった。

そして一晩明けて海水浴の当日。
一行は昨日見つけた砂浜に向かう。
後ろのほうを歩く褐色肌の女と犬顔の男が若干ニヤニヤしていることに
前を歩くクラリネッタとオカリナは気付かなかった。

---

「な、何よこの水着!?」

「ヒモじゃないですか……なんでこんなの買ったんですか」

クラリネッタとオカリナが渡された水着を見て声を上げる。
そこには隠すべき場所を申し訳程度に隠せるくらいの面積しかない
おおよそ普通の女性であれば着ることを躊躇うような水着が入っていた。

「どうしてこんな水着買ってきたのよ!バカ!」

「いいじゃん、人気のない浜なんだし。たまにはこういうのもいいもんだぜ?」

サックスがマジメ顔で答える。
この女、本気でこう思ってるから性質が悪い。

「この人がアホなのを盛り込んで買い物に行かせるべきでしたね」

オカリナも呆れ顔だ。
彼女は一緒に買ってきてもらったと思われる白い帽子は気に入ったようだ。

「ファゴットが一緒だから大丈夫だと思ったのに……」

クラリネッタは信頼していた犬顔の男の顔をジト目で睨む。
そんなクラリネッタに対して、当の犬顔の男はバツが悪そうにこう言い放った。

「僕だってみんながエロ水着着てるの見たいしね?」

「よし、埋めよう」

「了解です」

オカリナが魔法で砂浜を掘り始める。

どうやら、僕は海には入らせてもらえないらしい。
でもできれば海側に顔を向けて埋めて欲しいもんだ。

「やれやれ。失敗したかな」

ファゴットはそんなことを思っていた。

---

犬男は首から上だけ出した状態で浜辺に埋めた。

恥ずかしい水着しかないけど、海で遊びたい欲求には勝てなかった二人。
仕方なく用意してあった水着を着こんで海に入ることにした。

「うう、これやっぱり小さいわよ……」

クラリネッタに用意されたのはオレンジのストライプの可愛らしい水着だ。
でも胸や股間にあたる場所の面積が非常に小さい、いわゆるマイクロビキニ。
露出の高い格好が恥ずかしいクラリネッタにはつらい水着だ。

「そっちはまだよくないですか?なんですかコレ」

オカリナは身体の側面でクロスするような形のヒモ水着が用意されていた。
オカリナの未成熟な体型には似合っているとは言い難い。

「これはこれで、ギャップ萌えってやつだね?」

「おだまりなさい駄犬」

オカリナが冷たい目で埋められた犬を見下す。
やはり胸や幼児体型のことを言われるのは腹が立つらしい。

「でもあたしのが一番キワドイんだよね~、皆に悪いからさ」

そう言いながらスリングショット水着で現れたサックスが笑う。
豊満な胸を持ったモデル体型にはこの非常識な水着もなかなかさまになっている。

「あんたは趣味でやってるんじゃない…それも自分で選んだの?」

クラリネッタが呆れ果てたような口調でこう問いかけると

「ワンちゃんが選んだよ」

と、サックスから衝撃の事実が告げられる。

「もしかして、わたし達の水着もですか?」

「そうだよ、エロ水着買おうってけしかけたのはあたしだけどね」

どうやらこの恥ずかしい水着を選んだのはそこで埋まっている駄犬だったようだ。
欲望のままに見たいものを見る、そのためだけに楽しい海水浴の時間に
よけいな雑念を持ち込んだというわけだ。
けしかけたのはそこにいる褐色の非常識女ではあるが、それはひとまず置いておく。

「オカリナー、それもっと念入りに埋めて置いて」

「了解です、鼻だけ出しておけば良いですか?」

「それは流石に僕でも死ぬよ!?」

狼狽するファゴットに、クラリネッタは笑いながら語りかけた。

「懲りるまでそこに埋まってなさい、私たちは海に入ってくるから。」

実際、彼が自分たちのことを魅力的に思っているということは悪い気はしないのだ。
彼がやったことはともかくとして。

「ねえ、私にはこれが似合うと思ったのかな……?」

「似合っても嬉しくないですが、色とかはわたし達の好みを把握してますよね」

「選ぶときすごい悩んでたよ、あたし後ろで見てて笑い堪えるの必死だったし」

「ふーん……」

やっぱり自分のために真剣に選んでくれたのは嬉しく感じる。
選んでいたもののせいでその嬉しさも台無しだが。

お昼ごはんの時間くらいになったらこの酷い水着にもなれてくるだろうし
彼も掘り出してあげて、夕方まで今日は海水浴を楽しもうか。
それまでは反省していてもらおう、砂の中で。

「何ニヤニヤしてるんですか?クラリネッタさま」

「んーん。なんでもないわよ。ほら、泳ごう?」

「わたし泳げないので、波打ち際に居ますからサックスと二人で行って来てくださいな」

「うっしゃ、んじゃあの近くの岩までどっちが早いか勝負するか!」

出だしで躓いた感はあったけど、なんだかんだで今日は楽しめそうね。
そんな風に思いながら、クラリネッタはサックスを追いかけて泳ぎ始めた。



「美しい海でヒモみたいな水着で戯れる美女三人。とても絵になる光景だと思わないかね?ヤドカリ君」

埋められた男は、一人寂しくヤドカリに話しかけていた。

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No title

生き埋めにした犬の目前に餌を置き
三日三晩そのまま放置し、やがて犬が発狂する頃合を見計らってその首をはね、犬の首に宿った怨念で相手を呪い殺す...

そんな呪術が日本にはありまして。

Re: No title

> 生き埋めにした犬の目前に餌を置き
> 三日三晩そのまま放置し、やがて犬が発狂する頃合を見計らってその首をはね、犬の首に宿った怨念で相手を呪い殺す...
>
> そんな呪術が日本にはありまして。
裸よりエロい水着でソレやられたらだいぶエロい呪いがかかりそうですね。

No title

エロ水着ってスゴイw全裸より恥ずかしいスゴイw

日焼け差分も用意してるとはw
その水着で日焼け痕がついたら更にえろいんじゃないですかね?

Re: No title

> エロ水着ってスゴイw全裸より恥ずかしいスゴイw
全裸よりエロい衣装って、素敵やん?

> 日焼け差分も用意してるとはw
> その水着で日焼け痕がついたら更にえろいんじゃないですかね?
脱いだ状態の差分は作ってないので日焼け跡差分はつくれないです…すまぬ、すまぬ…。
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葦路ムラクモ

Author:葦路ムラクモ

アシロムラクモ と読みます。
RPG作成中。

Muddled World Orchestra FragmentI 「オカリナ・オデッサと呪いの魔術」Muddled World Orchestra FragmentII「牙持つ賢者と家出王女」Muddled World Orchestra FragmentIII「はぐれ悪魔と欲望の街」

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